太子堂の取り壊し

お寺の日常
太子堂の取り壊しの様子

当山の境内に『太子堂』という建物があります。
これは文字通り聖徳太子をお祀りしてあるものです。

日本に仏教が伝来したのは聖徳太子のご功績が大きいのは歴史の授業などでも取り扱われます。
聖徳太子がいなければ仏教は日本に伝わっていなかったともいえます。

お経が伝えられた為に漢字がもたらされ、仏像や彫刻によってさまざまな工芸技術ももたらされました。

そして伽藍の建築によって建築技術も向上しました。
そこから大工さんが聖徳太子をお祀りして大切に「お講」という人々の集まりが形成されました。

浄照寺でも毎年七月に大工組合の方々が集まって太子講というものを開催していました。

これは寺というより大工組合さんが主体的に運営されてきたものです。
ところが近年、大工さんが減ってきて組合の運営と太子講の存続が危ぶまれていました。
そして建物の維持も難しくなり、この度取り壊しすることになりました。

重機が入ってきて取り壊しが始まりました。

一日でほぼ取り壊しが終わりました。解体だとあっという間ですね…

取り壊しが終わり、整地まで完了しました。


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